Sensology 02

Sensology 02

前回、意志に感性があるか否かについて述べると言ったが、ちょっと寄り道をして感性と感情について述べようと思う。
感性と感情の違いとはなにか?あなたはどう考えるだろう?
これはなかなか難しいが、僕は感性は感情に含まれると考えている。言い換えると、感性の根底にあるのは感情。
その感情は感性を豊にもするし、蝕みもする。例えば、感動して泣くという現象。これはその人の気分をさらに昂揚させ、よりよい体験をあたえてくれる。
感動することは素晴しいですね。
さて、悪い例は、感情的になるといった現象だろう。これはほとんど怒りに近い。最初は冷静に議論していたつもりが、熱くなって口論になってしまう。
そうなったらもう手のつけようがない。それまで得ていた貴重な知識と時間は、一変して忌み嫌うべきものになってしまう。

まとめると、感性は感情の上に成り立っており、その感情は敵にも味方にもなるということである。
僕自身も良く感情的になってしまうことがある。何故もっと客観的に対処できなかったのか、後になって後悔することが多い。その後悔が負の連鎖を起こす。
「なぜ、あんな風になったんだろう。ああすればよかったのか、でも。そもそも相手が悪い。でも、もっと大人になれた。」
こんな感じ。やはり何かに捕われているとき、自分を見失うことが多い。
何か自分とは違うところに視点を置き、モノを見る。これが大切ですネ。